紙の話
汚文字ながら、書道師範を目指す紅仙です。
今日は、書道で使う紙についてお話しします。
書道で用いる紙=半紙
と認識している方も多いようですが、
半紙とは紙のサイズを表す言葉なんです。
コピー用紙をA3とかB5などと表すように
書道で用いる紙は
全紙、半切、聯落ち(れんおち)、半紙
といった呼び名がつけられています。
また、
スーパーの文房具売り場にあるような半紙は、
洋式のパルプ用紙で、
本来の和紙で作られたものとは原料が違います。
その分お手頃価格なので、
普段子供が普段練習するならパルプ用紙で十分なのですが、
昔ながらの和紙はお値段も張る分、
書き味も全く違います。
さらにその和紙、機械漉きか、手漉きかで
お値段が4倍以上違うんです!
手作りで丁寧に漉かれた紙はやっぱり高い。
品質により値段はピンキリですが、
私が普段練習で使っている半紙は
機械漉きの和紙で、1枚4円。
書き初めサイズの半切は、1枚約100円です。
そして、お清書するときは手漉きの紙を使うので、お値段はもっとアップします。
なので、書き損じがないよう集中力もアップします。
今日は紙=お高いぞ
の話になってしまいましたが、
書道の3大消耗品である
紙、筆、墨について、
これからも詳しく紹介していきたいと思います。